【形態機能学#4】呼吸器系

ショートレクチャー
ようへい
ようへい

今回のレクチャーは呼吸器系です。あまりボリュームは多くないですが,のちに呼吸器系疾患で大切になってきますので,基本をしっかり押さえておきましょう。

呼吸器の構造

呼吸器は鼻にあいた外鼻孔(鼻の孔)→鼻腔→咽頭→喉頭→気管→気管支→肺からなる。

動物看護師の教科書 新訂版 第1巻 P70 緑書房 より

気管はその管腔構造を維持するために,U字をした気管軟骨がある。これによって呼吸をするときに気管がつぶれるのを防いでいます。

肺は,左右1対あり,肺葉としていくつかに分かれている。犬・猫・ウサギでは,右肺は4葉(前葉,中葉,後葉,副葉),左肺は3葉(前葉前部,前葉後部,後葉)の7つに分かれています

気管は肺の手前で分岐し気管支となる。気管支は分岐を繰り返し,次第に肺胞に到達する。肺胞では,酸素と二酸化炭素の交換が行われます(ガス交換)。

https://www.kango-roo.com/learning/1617/ より

肺の働き

換気の仕組み

肺は大きくなったり小さくなったりして空気を取り込んだり空気を吐き出したりします。しかし,肺自身に筋肉があるわけではなく,横隔膜や肋骨(肋間筋)により,胸腔の大きさを変化させることで間接的に肺の大きさを変化させています。

(人の説明になりますが)肺が膨らんだり縮んだりする仕組み

呼吸のリズム

換気を調節する中枢(呼吸中枢)は延髄にあります。延髄や大動脈周囲に存在する血液中の二酸化炭素を感知する受容器からの刺激により,呼吸数が変化します。二酸化炭素濃度が上昇すると呼吸が早くなります。また,空気を吸ったときに,肺が膨らんだら,その進展を感知してその刺激が迷走神経を通って,延髄に伝達され,吸う動きを抑制し,吐く動きに変わる。これをヘーリングブロイエル反射といいます(肺の進展受容器→迷走神経→延髄→迷走神経→吸気相の筋肉の抑制)。

ようへい
ようへい

呼吸器に関しては,一生懸命覚えるというよりは用語の整理程度で結構だと思います。引き続き試験に向けて頑張っていきましょう!!
繁忙期も終わり,またブログの方もしっかり更新していきますのでよろしくお願いいたします。

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