問8 猫の繁殖生理として正しいものの組み合わせはどれか。
[2019年]
a 多発情動物
b 単発情動物
c 周年繁殖動物
d 自然排卵動物
e 交尾排卵動物
① a,b ②b,c ③ c,d ④ d,e ⑤ a,e
解説
猫の繁殖生理は,犬とは異なる。下の図を見てください。
猫は,1月から8月の間に発情を迎える「季節繁殖動物」で,その繁殖時期に約5~73日の発情周期(発情前期→発情期→発情後期→無発情期)を数回繰り返す「多発情動物(ある期間のうちに発情を繰り返す動物)」です。また,発情期に交尾刺激が起こると排卵する「交尾排卵動物」です。交尾排卵動物は他にも,ウサギやフェレットが知られています。
犬は,季節に関係なく,一定の間隔で発情周期を迎え,その期間の中では,1回のみ発情を迎える「単発情動物」です。発情前期(約10日)→発情期(約10日)→発情後期(約2カ月)→無発情期(約4カ月)の約6~10カ月の間隔で発情を繰り返します。犬は,発情期にホルモンの働きにより,排卵を起こす「自然排卵動物」です。
この問題では猫の繁殖生理を選択するので,「a多発情動物」で「e交尾排卵動物」の組み合わせを選べばよい。
解答 ⑤
例えば,「eの交尾排卵動物」はわかるんだけど,もう一つがわからん時に他の選択肢を消してみる。すると,他の選択肢がわからなくても解答にたどり着くことが出来る。
つまり・・・
★ dが入っているものが消せるので,選択肢の③と④は消去できる
★ eは自信をもって正解とわかっているので,eが入っていない選択肢は間違いの可能性が高い。
→すると,知らないものがあっても,正解の選択肢を選ぶことが出来る
この解き方は1つのテクニックです。もちろんわかっていて正解にたどり着くのが理想ですが,試験では,時々初めて見るような内容が出たりします。そんなとき,この小技を知っていれば,正答できる確率が高くなりますね!!
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